宮崎・高原旅行[2日目]~皇子原公園コテージのチェックアウト~
朝7時に目覚める。冷房がまだ効いているのか朝だからなのか分からないが少しひんやりしていた。1階に下りてみると両親はすでに起きており、姉はいまだに寝ていた。母は朝食を作っているようだったので、散歩にでかけることにした。ちょうど玄関で父に遭遇する。どうやら散歩してきたようだ。ぶらぶらと歩く。
ローラースライダーのある広い敷地を横切ると「避難豪」があった。緊急時の際にこの中に隠れるらしい。
こちらは民族体験資料館。一応扉が開いていたので中に入ってみたが、廃墟と化していた。ここにも泊まれるようなのだが、今後も遠慮するだろう。
管理事務所がある駐車場までたどり着く。駐車場の横には霧島火山の生い立ちのたて看板があった。生い立ちにはこうまとめられていた。
10万年前~3万年前:栄野岳などの古い火山を土台として、白鳥山、大浪池や夷守岳などの火山が活動した。
10万年前~3万年前:栄野岳などの古い火山を土台として、白鳥山、大浪池や夷守岳などの火山が活動した。
3万年前~1万7千年前:飯盛山、甑岳や韓国岳などの火山が活動した。
1万7千年前~7000年前:韓国岳が大きな噴火をして現在の山体を作った。南東部では、古高千穂が活動を始めた。
7000年前~歴史時代:高千穂峰が完成したのちに4600年前に御池が大噴火した。また、大幡山や不動池でも溶岩が流れる活動があった。
歴史時代~現在まで:約1500年前に活動を開始した御鉢が成長した。新燃岳が再び噴火を始め、えびの高原では硫黄山ができた。
ようは、いたるところで噴火と活動が繰り返され高千穂峰が作られたようだ。
ここは、管理事務所と向かい合っている建物で「神武の館」というらしい。「神武の館」では立体像によって日本神話を分りやすく解説されているということだ。他にも古代遺跡の展示や視聴覚室などがあり、2階の展望所からは高原の街並みを眺めることができるそうだ。
これが「神武の館」の入口だ。昨日もそうだったが、閉まっている。営業しているのだろうか。
「神武の館」の右手に道があったので、進んでみると左手には修景水路があった。とてものどかだ。
その右手にはなにやら石碑がたっていた。石碑の下にはこう説明書きがあった。
「この短歌の作者である万葉集の女流歌人狭野芽上娘子(さののちがみおとめ)は、日向の国狭野地方(当時)の出身と言われており、この歌は、娘子との恋をとがめられ流罪となってしまった恋人、官人中臣宅守をどうにかして引き止めたいという愛情の強さと、切ない恋心を詠ったものである。
説明書きからは流罪のいきさつについてや、なぜここに石碑があるのかは記されていなかった。日向の国狭野地方というのがこの地のことなのだろう。狭野芽上娘子は、下級の女官であったそうだ。ちなみに以下のように詠っている。
君がい 道のながてを くりたたね 焼きほろぼさむ 天の火もがも
後で、調べてみると「あなたが行く長い道のりを、くるくるとたぐり寄せて折りたたみ、道を焼き尽くしてくれるような天の火がほしい」という意味らしい。
全体的な話をすると女官は、天皇の側近に奉仕する立場で天皇の妻になる可能性を持っていたため、他の男と通じることが禁止されていたようだ。ただし、許しがあれば結婚できるようなのだが、官人中臣宅守との結婚は天皇の逆鱗に触れたようで、越前に流されてしまったという話だ。
ちなみに中臣宅守は、名門の若き貴公子だったようだ。昔は色々と大変だったんだなとしみじみ思う。
一旦、皇子原公園の敷地の外に出てみると神社らしきものがあった。どうやらここが皇子原神社のようだ。階段が長く続いているのが、登る気力がないので、ここまでとした。ちなみに皇子原公園の奥に進むと高原町古墳が6号まである古墳群を見ることができるそうだ。
というのも近くに看板で説明があった。そこには以下のように書かれていた。
高原町古墳は、別名皇子原古墳とも呼ばれており、皇子原神社を中心に六基散在しています。対象十四年のトロッコ道開設時に、六号墳付近から土器が出土したと言われています。
現状保存のため発掘調査は実施いていませんが、現在残されている土盛りは、五世紀後半から六世紀前半に作られた、西諸県地方特有の「地下式横穴墓」の墳丘と思われます。
皇子原公園を軽く散歩したが、空気は新鮮で気持ちの良い散歩となった。コテージに戻ると朝食ができていた。昨日の残り物のカレーと味噌汁だ。なんという組み合わせだ!とりあえず、文句も言わず食べる。食べている途中で子供たちが起きてきた。子供たちにも同様の朝食が振舞われる。
朝食を食べ終わると子供たちは暇を持て余す。僕がくつろいでいると子供たちが滑り台に連れて行けとうるさい。朝でも暑すぎるからいやだと拒否すると連れて行けの一点張りだ。1対4では敵うはずも無くしぶしぶ滑り台に連れて行かされた。
散歩していた時間帯は全然涼しかったが、日が昇るとこうまでも暑いものかと思うほど、暑い。しかも、東日が真っ向にあたって尚暑い。子供たちは1回滑ってみると暑さにやられたのか自らやめると言い出した。
10時チェックアウトなので、帰りに身支度をし始める。もちろん持参してきた扇風機も車に詰め込む。全て整理して忘れ物がないか確認してから、コテージを後にした。そして、管理事務所へ布団のシーツと鍵を返却した。特に問題なくチェックアウトが完了する。今日は、この後いつも梨狩りにいく小林市の小原梨園にいくことになった。
宮崎・高原町旅行で訪れた観光スポット
宿泊すると補助金がもらえる!高原町観光施設利用料助成券
高原町宿泊施設利用助成金は、1人1泊につき1,500円支給されます。コテージやバンガローに宿泊すると場合によっては、宿泊料がタダになる可能性もあります。
宮崎の宿泊補助金
もしかしてタダになる!?旅行助成金付き皇子原公園のコテージ
皇子原公園のコテージは旅行助成金対象施設です。助成金を利用すると格安で宿泊できます。助成金・宿泊予約割引・クーポン情報あり!
宮崎のコテージ・バンガロー
川遊びや釣りもできる皇子原公園
かなり敷地は広いです。ニジマス釣りは釣った魚を食べることもできます。近くには整備された川があり、遊ぶにはもってこいの場所です。ただし、水は激冷なので要注意!
宮崎の公園
マイナスイオンたっぷりのたかはる清流ランド
たかはる清流ランドは、皇子原公園の一角にある子供たちが安心して水遊びができるよう整備された水遊び場です。ここの特徴はなんといっても水の冷たさです!
宮崎の水遊び
源泉掛流しの3種類のお風呂が楽しめる御池の湯
宮崎県西諸県郡の御池の湯は、「美人の湯」として知られており日本の温泉の中でも多彩な成分をたっぷり含んだ珍しい泉質です。更に3つのお風呂を一度に楽しめます。
宮崎の家族風呂
高千穂峰を見渡せる杜の穂倉邸
杜の穂倉邸は、築190年の古民家で2階からは高千穂の峰を一望できる和食創作料理店です。食材は地元で採れた新鮮なものを使用し、その土地で旬な食材を振舞ってくれます。
宮崎の日本料理